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プロダクトの力を事業推進の要に。PRONIが目指すPdM/PMM体制の在り方とは

こんにちは!PRONI採用担当です。

PRONIは今年(2024年)でサービス開始から10周年を迎え、事業も組織も順調に成長しています。今後さらなる飛躍を目指すべく、事業推進力強化の施策の一環として、プロダクト開発におけるPdM/PMM体制を導入しました。
今回は、取締役・中村哲朗さんと、プロダクト開発部副部長・竹澤裕次郎さんにインタビューを実施しました。

プロダクトの力をより高め、事業貢献を実現するPRONIのPdM/PMM体制とはどんなものか。PRONIプロダクト開発部を支えるリーダーのおふたりから、新体制で目指すゴールや、ともに働きたい理想のメンバー像まで幅広く伺いました。



さらなるプロダクト力向上を目指して。模索のなかで進む、PdM/PMM新体制

――まず、PRONIのPdM、PMMそれぞれの具体的な業務内容を教えてください。

中村さん:PdM(プロダクトマネージャー)は、プロダクトづくりを統括する役割を担います。
開発からサービス提供まで戦略を立て実行するために、どんなプロダクトをつくるのかだけではなく、“なぜつくるのか(why)”までを考えて開発計画を立てています。

一方、PMM(プロダクトマーケティングマネージャー)はプロダクトの意義や役割を、ユーザーであるパートナー(受注者)やカスタマー(発注者)、社内に浸透させる役割を担います。
日々、ユーザーと向き合うコンシェルジュやカスタマーサクセスなどと連携を取り、ユーザーのニーズを的確に捉え、それらを満たすプロダクトが何かを考えます。

――PRONIでは、PdMとPMMの役割を分けて体制を整備しました。その背景を教えてください。

中村さん:2023年末までは、プロダクトのマネジメントを行う“プロダクトオーナー”がPdMとPMM両方の役割を担っていました。
しかし、その業務量はひとりがフルコミットしても扱いきれるボリュームではなくなってきており、PdMとPMMに分割する方法を取るべきだと考えたんです。

何より、PRONIの強みであるビジネス推進やオペレーションの構築・拡張に加えて、プロダクトが競争力となって事業を牽引できたら、企業はさらに成長するはずだと。そこで、プロダクト開発責任者の役割をあらためて整理し、新体制の導入をはかりました。

――社内からはどのような反応がありましたか?

中村さん:PdM/PMM体制の導入は初の試みだったので、「頭では理解しているけれど、日常業務がどのように変化するかまではイメージできていない」という人も多くいたと思います。新体制導入のメリットを、初めからメンバー全員が解像度高く理解できていたわけではありません。

だからこそ、最初から「体制の正解像」みたいなものは掲げず、みんなで1年ほどかけてPdM/PMM体制の完成度を高めようと今取り組んでいます。メリット・デメリットを含めて新体制への理解をみんなで深めていけたらと考えています。

竹澤さん:世の中におけるPdMやPMMの軸は、これからも大きく変わることはないと思います。ですが、取り組む領域や企業規模によって、その役割は少しずつ変わると思っていて。これだけ日々テクノロジーが進化しているなかで、PdMやPMMの価値や役割は今後もブラッシュアップされ続けるはずです。

定義づけたところで、実際に事業を進めるなかで「やっぱり違った」と柔軟に対応する場面も出てくる。「これが正解だから、この通りにやろう」とすべてを規定せず、関係者それぞれと丁寧にコミュニケーションを取りながら、PRONIならではのビジョンを達成するために、みんなでより良いプロダクトの形を作りあげていきたいと思っています。

より解像度高く、ユーザーニーズを捉えたプロダクトを目指す

――実際に新体制がスタートしてみていかがですか?

竹澤さん:PdMをプロダクト開発部所属としたこともあり、開発現場において、エンジニアの主体性が育まれていることを実感しています。施策起案のタイミングから、企業の成長を見据えたうえで、ユーザーに提供できる価値を考えられるようになっている。
これは開発責任者のPdM、PMMがエンジニア、デザイナーとワンチームになり、事業貢献を考えたプロダクト開発の議論を関係者全員で行えるようになったからだと考えています。

以前の責任者であったプロダクトオーナーは、実際の開発を担うエンジニアやデザイナーとは別の部署に所属していました。メンバー同士の距離がある分、プロダクトの開発目的などをすり合わせるタイミングも少なかったんです。

プロダクトオーナーからの要望を受けて開発を進めることも多く、「なぜつくるのか」ではなく「いかにつくるか」のみを考えがちでした。アウトプット(つくるもの)の先にあるアウトカム(ユーザーに提供しうる価値)や、事業インパクトにまで意識が向けられていなかったんですね。
現在は目的とするものに対するイメージの齟齬なく、開発メンバー一丸となってプロダクトに向き合えています。

――とても嬉しい変化ですね!

竹澤さん:メンバーからも、“プロダクト価値”に対する会話が増えているという意見が多く寄せられています。ユーザーが真に求めるものをつくるために、必要なことが何かを議論する土壌が育まれていますね。

一方で、PdM/PMM体制のうち、PMMの役割に対するメンバーの理解促進には、まだ改善の余地があると感じています。
PdMの役割はここ数年、社会でも広く認知されつつありますが、一般的にみて、PMMという各社模索している職種の理解度はいまだ低いのではないでしょうか。社内でも、一人ひとりの解像度にはばらつきがあります。だからこそ、体制を推進する立場から、PRONIのPMM業務がどのようなものか、ともに考えていく取り組みが必要です。

今後はPdMと同様に、PMMのサポートも充実させつつ、PMMの定義や役割をより明確にしていきたいと考えています。

事業への想いを共有できる仲間とともに、社会課題にも挑戦したい

――PdM/PMM体制の導入にあたり、今後取り組んでいきたいことを教えてください。

中村さん:プロダクトがPRONIの競争力の一つになるためには、どのようなPdM/PMM体制が必要なのか。引き続き、この答えを真摯に探し求めたいと思っています。
そのうえで、世の中からみて「PRONIのPdM/PMMっていいよね」と思ってもらえる、魅力ある体制に整えていきたいです。

今後、会社が成長する大きくなるにつれて、PdM、PMMの採用のニーズはますます高まります。そんなとき、PRONIのPdM/PMM体制が外部の人にとって魅力的であり「ここで自分も一緒にプロダクト・事業をつくりあげたい」と思ってもらえるものであればと。

「PRONIのPdM/PMM体制はこうだ」と型にはめて独自性を追求するよりも、他社事例も参考にして、世の中の知見も取り入れながら体制を確立していきたいと考えています。

――最後に、体制強化に向けて必要な人材イメージを教えてください。

中村さん:BtoB受発注のマーケットにおいて、受発注を変革しうる確固たるプロダクトはまだ存在していません。だからこそ、PRONIのPdM/PMMとして、未踏の領域を切り拓く第一人者になれるチャンスがある。
ユーザーの不便を解消しうるプロダクトが何かを主体的に考えながら、大きなチャレンジを楽しめる主体性ある人を求めています。

プロダクトを考えるなかでは、技術的な観点のみから施策を提案するのではなく、PRONIの特徴でもある、「パートナーとカスタマーの双方との接点を活かしたプロダクト開発」を進めていければなおいいですね。

竹澤さん:ものごと、ユーザー、仲間、それぞれにまっすぐ向き合える人と一緒に働きたいです。
そして、中村さんが話してくださったように、BtoBの受発注領域で第一人者になるという大きな目標を成し遂げるために、日々の小さな一歩を楽しめる方にジョインしていただけたら、PRONIの事業はさらに大きく進んでいくと思っています。

現在のメンバーには共通して「プロダクトをともに良くしていきたい」という想いがあります。だからこそ、みんなが協力的なんですよね。
PRONIのビジョンに共感し、世の中に価値提供しようとタッグを組める方と働けたら幸いです。

中村さん:今後、日本の労働人口は減少を続けています。将来に向け、企業の在り方も変えていかなければなりません。
受発注の間に潜む「負」を解決するPRONIの事業には、将来の日本経済活性化に貢献しうる、大きな価値があります。
「企業の労働環境を改善する、社会課題の解決とも呼べる分野にチャレンジしてみたい!」と熱い想いがある方をお待ちしています。

――これからのPdM/PMM体制がどのような進化を遂げていくか楽しみです。中村さん、竹澤さん、ありがとうございました!

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