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迷ったら「怖い」と思うほうを選ぶ。サービス企画として自分に課す使命【連載:まっすぐの流儀 vol.16】
PRONI(プロニ)の中核を担うメンバーたちにフォーカスを当てた「まっすぐの流儀」。メンバーのPRONIとの出会い、キャリアへの考え方、そしてそれぞれの考える「まっすぐ」の定義を深掘りします。
今回は、2024年3Qでまっすぐ賞(チームにまっすぐ)を受賞した山本さんにお話を伺いました。
<受賞理由>
抜群のバランス感覚で、自身の担当領域以外の注力中カテゴリーの動きもサポートしつつ、他チーム(営業/法務/経理)の潤滑油にもなってくれました。他メンバーからの厚い信頼も獲得しており、チームにいなくてはならない存在になっています!
舵取りが難しいカテゴリーの攻略において、自身のKPI達成だけでなく、未来を見据えた時に必要なアクションや在庫周りの管理連携、ロードマップの整理などを行い、うまくチームが円滑にまわるように動いてくれていたことが印象的でした。
<上長(柿沼さん)からの受賞お祝いコメント>
山本さんは、事業ビジョンとそこに至るまでのステップを誰よりも考え抜き、そしてその方針を独りよがりに進めるのではなく、全員と同じ目線でしっかりと理解を合わせて進めている姿がとても印象的です。
(だからこそ、他チーム含め、信頼を強く獲得しているのだと思います)
いつもチームを前に進めてくれてありがとう。
山本さんがPRONIにいてくれて本当に良かったです。
心から受賞おめでとう!!
長期的な視点で、多くの人が使うプロダクトを作りたい
――まずは山本さんのこれまでのキャリアと、転職を考えたきっかけを教えてください。
新卒ではBtoBの商品展示会のブース出展や、主催者のサポートをするイベント企画会社に入社しました。営業兼ディレクターとして、イベントにまつわる空間デザインやチラシのデザイン、運営計画などのプロジェクト進行業務を3年間担当していました。
イベント企画の仕事も楽しかったのですが、1回開催して終わりではなく、長期的に一つのプロダクトを育てていくことに興味を持ち始めました。展示会の支援をしていたSaaS系のクライアント様が、営業・企画・マーケティングなどの立場に関係なくひとつのプロダクトについて熱く語り合っている姿をみて、そういう形も素敵だなと。そこで自社サービスを持つ企業への転職を考えはじめました。
――そこからなぜPRONIへ?
PRONIはエージェント経由で知りました。決め手になった要素は主に2つです。
1つは、狙っている市場の大きさです。PRONIIに入社する前から、「せっかくサービスを作るなら、より多くの人が利用するものに携わりたい」という想いがありました。なので、マーケット規模が大きい領域で活躍できるPRONIは、私にとってとても魅力的でした。
もう1つは、マーケティングや事業・サービス企画に携わる部署で働きたいと考えたからです。当時はちょうど、新規事業としてSaaS領域のマッチングプラットフォーム「PRONIアイミツSaaS」が立ち上がったタイミングで、幅広いポジションで活躍できるチャンスがありました。
企業と私個人が目指す先がマッチし、BtoB領域の「受発注を変革するインフラを創る」というPRONIのビジョンを一緒にかたちにできたら面白いのでは、と思い選考に進み、ご縁があって2021年4月に入社しました。
――PRONIにジョインしてあっという間に3年半が経ちましたね。入社時と現在の業務についても教えてください。
入社当時は現在のPRONIアイミツSaaSのサービス企画としてジョインし、3ヶ月後にマーケティング部に異動しました。SEOをはじめとするデジタルマーケティングに2年ほど携わったのち、現在はPRONIアイミツの、カスタマー(発注者)とパートナー(受注者)のマッチング方法の改善や、料金プランの改定などのサービスの骨組みを企画する業務に従事しています。
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「怖い」は変化のチャンス。とにもかくにも、やってみる
――仕事をするうえで、山本さんが大事にしているものを教えてください。
1番大切にしていることは、「相手と同じ目線で仕事すること」です。
お客様でも社内メンバーでも、仕事をご一緒する際は相手の立場への理解を深めることを意識しています。どのような役割で、どんな目的・目標があって、この仕事を担当しているのか。お客様ならどんな背景で「PRONI」に依頼してくださったのか、相手ができること、できないことは何か。具体的な仕事の内容からその背景まで、コミュニケーションを取りながら理解を深めることを意識しています。それが結果的に、私たちの仕事の価値につながる基盤の部分になると考えているので。
また、迷ったら自分が「怖い」と思うほうに飛び込んでいくようにしています。成果がでなかったり変化を起こせていないときって、だいたい怖いものを避けてるときなんです。最初は恐怖心があっても、一度飛び込んでしまえば挑戦するルーティンができるので、毎日1回以上は「怖い」と感じるものにちゃんと触れるように意識しています。
――1日1回以上は「怖い」と感じるものを経験する。その姿勢に山本さんのチャレンジ精神を感じます!
『サンボマスター』さんの『できっこないをやらなくちゃ』という曲が大好きで。私にとっての“挑戦”は、このタイトルに近いんです。できることをただやっていても面白くないので、例え失敗しても、臆して何もしないよりは、「やりきった!」と自分に思えるほうが大事だと思っていて。
サービス企画のミッションは、お客様が抱える本質の課題を見つけて、そこに対する最適な解決策を導き出すことです。深掘りしていく過程では直面する課題も多く、なかにはすぐに解決できなかったり成果につながらないものもあります。だからこそ、昨日の自分より少しでも挑戦して、物事を確実に前進させていきたいです。
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成長中の環境だからこそ、視座を高めてより最適なコミュニケーションを
――山本さんは『まっすぐ賞』を今回だけでなく、2年前にも受賞されていますよね。2年前と現在で、自分のなかでの変化や評価されたと感じるポイントに違いはありますか?
2年前と比べると、関わる人が増えたためコミュニケーションの在り方や巻き込み力に変化があったと感じています。それが、今回の評価にも反映されたのかなと。
マッチング方法や料金プランを企画していると、一人ひとりとのコミュニケーションはもちろん、関連するチームと連携する必要性が高まります。2年前はチーム規模もそれほど大きくはなかったので、メンバーとも自然に連携が取れていたのですが、関わる人が増えるにつれて、チーム全体の場で話すべきことと背景の異なる人との方向性のすり合わせ、それぞれに最適なコミュニケーションをより吟味するようになりました。
たとえば、ただ自分がチームへ考えを説明する時間をとるだけでなく、具体的に今の業務の何に悩んでいて行き詰まっているのか、どんな業務をしているのかを事前に少人数で聞いた上で、話の構成を調整したり、より自分ごと化しやすい具体業務例を交えてに伝えてみたり。
現場のリアルな状況を把握しながら、自分のポジションよりも「もう1段階上」の視点を持つことを意識していたので、事業にとって必要な考え方やアクションを、一方的なコミュニケーションにならずに浸透できたのではと考えています。
――2年間で大きな変化があったのですね。最後に、山本さんが今後挑戦していきたいことを聞かせてください!
今の目標は「みんなに使っていただけるサービスをつくりたい」というのがすべてです。カスタマーとパートナーがマッチングした後の案件進行をさらに円滑にしたり、初めて発注するものの予算相場や成功事例にアクセスできる方法を整えたり。今よりもさらに多くの人が、PRONIっていいよねと言っていただけるサービスづくりに尽力していきたいです。
僕自身はアイデアフルなほうではなく、1つずつ着実にこなしていくタイプだと思っています。なので、同じコツコツタイプの方はもちろん、着想力があってどんどん新しいアイデアが出てくるような、私とはまた違った強みを持った方ともご一緒できたらうれしいな、と思っています。
PRONIは裁量が大きく、ユーザーに対して価値のあるものかを真剣に話し合う文化があるので、興味がある方はぜひ面談にお越しください!
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――ありがとうございました!