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共感できる事業と、チームとしての 「一体感」を求めて。大手メーカーで14年、38歳からのベンチャーへの挑戦!

こんにちは。入社2年目、ユニラボHR部所属の田口徹哉(たぐち てつや)です!

‥と書くと若手社員のように思われるかもしれませんが、現在僕は40歳。妻と2人の子どもがいる立派な中年です(笑)。大学卒業後、精密・光学機器メーカーのキヤノンで人事・総務として約14年勤務し、2020年3月にユニラボへ入社しました。

転職先選びにあたって重視したのは、自分自身の現体験から感じる当事者意識を持てる事業と、チームとしての一体感。結論から言えば、ユニラボを選んで大正解だったと感じています。

今回は、社会人としての次のキャリアステップに悩んでいる方、「今の仕事に不満はないけれど、何か今ひとつもの足りない‥」といった方へ向けて、そんな僕自身の経歴をご紹介させていただきたいと思います。

ほぼアメフト、ときどき海外旅行の学生時代

まずは学生時代から簡単にお話させてください。

学生時代の僕は、ほぼ体育会のアメリカンフットボール一色。もともと映画関係の仕事に興味があって国立大の社会学系の学部に進学したものの、授業にはほとんど出席せず、高校時代から続けていたアメフトにのめり込んでいました。

大学4年時にはキャプテンに就任して強豪を破り、目標だった1部リーグ残留を達成。その代償として卒論を書く時間がとれず、卒業が1年遅れてしまったのですが(笑)、それがまったく気にならないくらいチームをつくり上げること、チームとして目標を成し遂げられたことに強い手応えを感じたのを覚えています。

一方、アメフトのシーズンオフにはタイやエジプトといった新興国を中心に旅行し、日本とはまったく異なる文化、生活環境を目の当たりに。「自分もこんな場所で働きたい」という気持ちが次第に強くなっていきました

グローバル市場で実績をあげていたキヤノンへ新卒入社

大学卒業後は前述のとおり、キヤノンへ入社しました。

キヤノンを選んだ最も大きな理由は、いち早く海外に行けそうだったから。就職活動では海外に拠点を持つメーカーや商社の採用試験を受け、他にもいくつかの会社から内定をいただいていたのですが、キヤノンはそれら会社と比べても特にグローバル化に力を入れていました。僕が採用試験を受けた2005年の時点で、既に売上の約8割を海外マーケットで確保していたんです。

加えて、人事、経理といったコーポレート系の社員を積極的に海外出向させているという話も事前に聞いていたので、「この会社なら早いうちに海外勤務の希望が叶えられそうだな」と。

入社後は人事・総務に配属となり、主に福利厚生関係、たとえば引越し・ホテルの手配といった新入社員の受け入れ業務や保養所の管理、研修のアレンジなどを担当。また、当時社会問題となっていた待機児童への対策として、CSR的な観点から保育所を立ち上げるプロジェクトにも携わりました。

そうしたなかで念願の海外出向が決まったのが入社4年目、2009年の12月です。

寮の手配やランチ無料化は当たり前。従業員の生活を丸ごとサポートした5年半

出向先はベトナム・ハノイ市に本社を置くキヤノンベトナム。インクジェットプリンタなどを製造する3つの工場に約2万5,000人の現地従業員が在籍している、キヤノングループ最大規模の海外拠点です。

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ASEAN加盟国のなかでもトップクラスの経済成長を続け、今でこそIT製品の開発拠点として注目を集めるベトナムですが、当時はまだまだ発展途上。

経済的な余裕がないベトナム人スタッフに栄養のある食事をとってもらうためには、ランチはすべて無料で提供する必要がありましたし、工場の周辺には娯楽施設がなかったので、人事・総務として映画観賞会や他の日系企業の従業員との交流イベントも開催しました。

採用、労務といった業務はもちろんのこと、念願の海外で社員1人ひとりの生活まで入り込んでサポートするような形で2015年までの5年半にわたり経験を積めたことは、とても大きな財産になったと思います。

ちなみに5年半というのは、キヤノンの若手の海外出向期間としてはかなり長いです。僕自身は現地に密着してとても貴重な経験が積めましたが、本社からは存在を忘れられていたのかもしれません(笑)。

「自分ごと」の事業とチームビルディングの醍醐味を求めて転職活動をスタート

その後、2015年5月に日本に帰国し、キヤノン本社の人事・総務として、BCP対策の推進や、間接部門・グループ会社のコスト削減・生産性向上プロジェクトに携わりました。そうしたなかで転職を意識し始めるようになったきっかけの1つが、大手ならではの組織の規模感です。

キヤノンでは学生時代からの念願だった海外勤務を経験させていただきましたし、本社・出向先問わず仲間と上司に恵まれて、本当に居心地が良い環境でした。

ただそうした一方、正直に言えば、会社組織としての規模が非常に大きいがゆえに、事業に携わる当事者としての意識、カメラやインクジェットプリンタの製造・販売をはじめとするキヤノンのビジネスがそのまま「自分のこと」であるという意識を持ちにくい側面があったんです。

また、これは入社前からうすうす気づいていたことではあったのですが、本体だけで約2万5,000人、グループ総勢約15万人を擁する大組織のなかで、たとえば自分が大学のアメフト部で味わえたような、チームの一員としての喜び、チームビルディングの醍醐味をダイレクトに実感するのは少し難しいかなと。

加えて、僕自身も既に30代半ばを過ぎていたので、新しい環境にチャレンジするにはおそらく今がぎりぎりのタイミングだと。それで転職サイトとエージェントを通じて転職活動をスタートし、エージェントからユニラボを紹介していただきました。

キヤノンでの実体験から直感したアイミツならではの強みと面白さ


それまでユニラボについてはまったく知らなかったのですが、運営しているマッチングサービスの「アイミツ」(=相見積もり、の意)という名称にちょっとした衝撃を受けました。

僕自身、キヤノンの人事・総務としてさまざまな会社に業務をアウトソーシングしていたので、業者選びの大変さ、BtoBの見積り・取引における無駄や難しさは身をもって知っています。そうした受発注の課題を解決するマッチングサービスならこれは絶対面白いし、事業としても成長するはずだと。

加えてユニラボは組織としても発展途上にあり、チームづくりの醍醐味も味わえる環境だと確信して、2020年3月に入社することに決めました。

ちなみに30代半ばを過ぎて大手からスタートアップへ転職するとなると、周囲から反対されたりするケースもあるようですが、僕の場合、そういったことはほとんどありませんでした。

妻は応募書類やエントリーシートの作成を喜んで手伝ってくれましたし、キヤノンでお世話になった上司の中には「応援するよ」と送り出していただけた方もいました。こうした周囲のサポートには本当に感謝しています。

ユニラボは組織も人も「まっすぐ」。動き出しがとにかく早い

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2020年3月にユニラボへ入社してからは、HR部のメンバーとして社員の採用や労務全般、組織活性化などを担当しています。

採用に関して言えば、キヤノン時代は新卒の正社員採用がメインだったのに対し、ユニラボでは中途、アルバイトスタッフ、業務委託などさまざま。

社会的な知名度が高く、ある程度の期間を設けて待っていれば新卒の応募者が集まりやすかったキヤノンとは異なり、ユニラボでは採用戦略の立案、HRブランディングから始める必要があるので、その点にやりがいと大変さを感じています。

また、2020年7月からは人事・総務一筋だった僕にとって初めてとなる、新規事業(アイミツCLOUD)の立ち上げにも携わらせていただきました。

ユニラボには前職や国籍も含めてさまざまなバックグラウンドが持つメンバーがいるので、そうした環境に入り込むにあたって、キヤノンベトナムでの経験は役に立っているかなと感じます。また、今後はIPO(株式上場)に向けた管理体制の構築など、大手上場企業のコーポレート部門で積んだ僕自身の経験が活かせる局面もあるかもしれません。

いずれにしろユニラボに入社して強く感じるのが、動き出しの早さ。会社のコンパス(指針)である「まっすぐ」という言葉どおり、ユニラボには行動することに価値を見出し、スピーディーかつ柔軟に動けるメンバーが揃っています。キヤノンではどんなプロジェクトを始めるにあたっても、複数の承認を得たりする必要があったのですが、ユニラボにはそうしたプロセスもありません。

目標と方針を固めたら、まず動く。必要に応じて軌道修正しながら目標に向かってまっすぐ、1つひとつ着実に進めていく。そういった価値観を持つ方が活躍できる環境です。

会社がどんなに大きくなっても「ONE TEAM」

先ほども少し触れたとおり、ユニラボは近い将来のIPO(株式上場)を目指していますが、人が増え、組織が大きくなってくると、部署間の壁が高くなるというか、どうしても個人のつながりを感じにくくなってしまう部分があるかと思います。

今後、僕自身が果たしていきたい役割は、そうした壁・隔たりをできるだけなくすこと。創業時から栗山さんをはじめとしたメンバーが大切にしてきた人と人のつながりをそのままに、少し古いかもしれませんが、どんなに規模が大きくなっても社員全員が一体感を感じられる「ONE TEAM」としての組織をつくっていくのが、人事・総務としての大切なミッションだと考えています。

僕自身、そういったことがやりたくてユニラボに転職したので、一体感を大切にできる方、個人の業績よりチームとして成果をあげていくことに喜びを感じられる方と一緒に仕事ができればうれしいですね。

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最後までお読みいただきありがとうございました!

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